4月6日(金) 普天間第二小学校へ経過確認に行ってきました

宮城イチロー

2018年04月08日 12:18

ハイサイ、御総様(ぐすーよー)、ちゃー元気ですか?
珍しく、間を開けずの投稿です。


4月6日(金)の琉球新報朝刊に普天間第二小学校の運動場使用再開後の避難回数の記事が載っていました。
皆さんご存知のとおり、昨年12月、普天間第二小学校のグランドに米海兵隊普天間基地所属の大型輸送ヘリから等枠が落下。
“ふたたび落下物がある” 前提、且つ不安が取り除かれないまま2月6日に運動場の使用再開がなされましたが、その後の第二小学校の危機的状況を知るリアリティのある記事です。

第二小学校に通った者として使用再開に際して確立された運用基準では児童たちの避難は頻発し、およそ健全な形での体育の授業はままならないと2月定例会の代表質問でも触れました。的中してほしくなかった私の予想は現実となり、国内にこれほどまで教育環境が犯された学校はないものと考えます。

先日、宜野湾市議会議員の玉城健一郎議員から第二小学校の先生方が避難データを採っていると聞き、沖縄防衛局が設置した監視カメラなど、その後の経過を確認しようと学校にお邪魔する約束の日に朝刊でリリースとなったようです。


この日は、第二小学校に新しく着任した桃原校長先生、新川教頭先生、宜野湾市教育委員会の仲程主事、狩俣主事にご対応いただき、玉城健一郎、宮城かつ子両宜野湾市議と私でお邪魔しました。












先生方が収集、管理していた避難データを確認し、避難頻度のあまりの多さに驚くばかりです。
また、先日の雪と触れ合うイベントでは8回の避難を余儀なくされ、米軍にはイベントにつき当日の飛行・接近を控えるよう通知したにもかかわらずヘリが横行した状況は、今後運動会などの屋外イベントの催行を憂慮せざるを得ないでしょう。
これは、今後沖縄防衛局によって設置が予定されている“避難工作物” でもその懸念を取り除くことは不可能と考えます。









その他、学校に4か所新設された監視カメラ、夜間でも学校の敷地を認識するための赤色灯、校長室や職員室に配置された監視モニター、各教室に設置された内線電話器 等々、およそ小学校には似つかわしくない設備を確認しながらやるせなさを感じた時間でした。






この日は春休みでしたが、運動場では地域のサッカーチームが練習をしていました。
少年野球やサッカーなどは学校の授業ではなく、あくまでチームの指導者の責任で運動場の使用を許可しているそうです。
危険を認識しながらも、スポーツを楽しみたい、仲間との時間を楽しみたい児童たちの当たり前の権利を守るために地域の大人たちが背負わなくてもよい負担に向き合い、苦しみに向き合っています。


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