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Posted by TI-DA at

2017年02月27日

在沖海兵隊 普天間基地の5年以内の運用停止について

またまた久しぶりの投稿になりました。
長くご無沙汰してしまい申し訳ありませんデス。


只今、沖縄県議会2月定例会が開催中です。
先週末で会派代表質問が終わり、今日は一般質問4日間が始まる朝に机に向かっています。

さて、今回は先週の木曜日(2/23)に、我が会派を代表して質問した崎山嗣幸議員の質問内容の中で、標題の「在沖海兵隊 普天間基地の5年以内の運用停止」について興味深いやり取りがありましたので皆さんにシェアしたいと思います。


↑ クリックで動画閲覧できます



先日、2月15日の沖縄タイムスに、「沖縄県幹部「責任を転嫁」 普天間5年内運用停止、首相答弁を批判」というヘッドラインの記事が投稿されました。
内容は、
・安倍晋三首相が14日の衆院予算委員会で米軍普天間飛行場の5年以内の運用停止の実現に関し「難しい」との認識を示したこと
・翁長雄志知事が誕生すると県が辺野古に反対していることを挙げ、国は5年以内の停止には「県の協力が前提」と態度を変えた。
さらに、首相は翁長氏を名指しした上で「全く協力いただけていない」と運用停止に否定的な見方を示した
...とあります。





私も、当選して初めての議会で、
「政府は辺野古新基地建設が普天間基地の5年以内の運用停止の条件主張している。これについての沖縄県の認識」を質問させていただきました。
知事、および知事公室長から答弁をいただきましたが、政府との集中協議の場でも5年以内の運用停止は辺野古移設が前提との主張はなかった旨確認しています。


今回の崎山議員の質問は、平成26年1月の臨時議会での仲井眞前知事と社民・護憲ネットワークの仲村未央議員との質疑から引用されたものです。
平成25年暮れに、仲井真前知事が普天間基地の県外移設の公約を破って辺野古の埋立て承認をした事で、直後に召集を要求された臨時議会でのやりとりということになります。

このやり取りの中で、仲村議員の質問は、
「知事が確約を受けたという5年以内の普天間の閉鎖、運用停止というのは、辺野古の移設があって初めてその普天間の閉鎖、5年閉鎖は約束されるという理解か? 辺野古移設が前提になって普天間は5年以内に運用停止をするということは、辺野古移設を前提にした約束なのか?」
...というものでした。

これに対し、仲井眞前知事は、
「普天間の1日も早い危険性の除去という点で、辺野古は恐らくかなり長くかかるだろうと私は今でもそう思っているので、そういう意味でこれを前提にしようがしまいが、1日も早い危険性の除去というためにはやっぱり県外を求めていく必要があると考えているわけです。」
...とのこと。

即ち、辺野古移設を前提にするしないに関わらず、普天間の5年以内の運用停止はなされなければならない。その上で安倍総理大臣との約束は「立派な内容」であるとしています。


↑ クリックで議会議事録(スクリーンショット)が閲覧できます




これを考えると、今回の安倍首相の国会答弁は、沖縄県民にとって、無責任? 責任転嫁? 開き直り? だまし討ち? と受け止められても仕方のない発言だと感じます。


さて、2月25日の琉球新報には「宜野湾市長 訪米の意向」との記事もありました。
移設先について「あらゆる可能性を排除しない。」としていた佐喜真宜野湾市長ですが、先日の公聴会で「辺野古移設を否定できない。」と、辺野古移設に向けてグラデーションが濃くなっていく傾向を醸し出しはじめました。

今回の訪米でもっとも強く主張するのは、「普天間の5年以内の運用停止」なのか? それとも「辺野古移設推進」に前のめりになるのか発言に注目するところです。

  


Posted by 宮城イチロー at 08:38Comments(0)つぶやき