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Posted by TI-DA at

2023年11月19日

米軍基地と沖縄の地理的優位性(2)

ハイサイ、御総様(ぐすーよー)、ちゃー元気ですか?
先日書いた「米軍基地と沖縄の地理的優位性」の(2)です。

前回は2012年の森本敏防衛相(当時現職)でしたが、今日は2014年の中谷元防衛相(これまた当時現職)の発言です。

慶応大学法学部2年の大川ゆき乃さん(当時20)が代表を務める団体「BOKUmedia(ぼくメディア)」でのインタビューにおいて「分散しようと思えば九州でも分散できるが、(県外の)抵抗が大きくてなかなかできない」と述べたのもです。
「理解してくれる自治体があれば移転できるが『米軍反対』という所が多くてなかなか進まないことが沖縄に(基地が)集中している現実だ」とも話しています。

↓ 記事はコチラをクリック


この時の “県外の抵抗” とは、決して政権支持者(或いは自民党支持者)だけでなく、県外の革新的な方々も含まれるという事。
“沖縄に要らないものは、本土にも要らない” といって、意図せず結果的に米軍基地地を沖縄にクギ付けにしている事実は見逃してはいけないとも思いますね。

事実として間違いないのは、政府、国家行政が県外の米軍基地を嫌がる実態は尊重するが、沖縄県民の同じ声には耳を貸さない差別が存在しているという事。
これは別の防衛大臣の言葉ですが、「沖縄には沖縄の民主主義があると思うが、政府に政府の民主主義がある」との暴言を思い出します。
民主主義という普遍的なものにダブルスタンダードを作ったわけで、まさに差別そのものです。


もちろん(3)もやります。(3)はいいよ故・安倍晋三氏です。

  


Posted by 宮城イチロー at 14:33Comments(0)つぶやき

2023年11月16日

最近また湧いてますね|米軍基地と沖縄の地理的優位性(1)

ハイサイ、御総様(ぐすーよー)、ちゃー元気ですか?
ホントに久しぶりにブログを書いてみます。

というのも、最近また “米軍基地が沖縄になければならない地理的優位性” なるものがSNSなどで顔を出すようになってきた気がしたから。
以前は「国防上の朝鮮半島と台湾海峡における即応性」というロジックを防衛省が喧伝していて、それが海兵隊員の輸送手段という点において強襲揚陸艦が佐世保配備である非合理性をヤラともひろ議員が論破してしまってしばらく姿を見せなくなっていました。

ところが、このところ政府が「確立した定義はない」とまで言っている “台湾有事(私は「台湾海峡におけるフィクション」と呼んでいる)” なる言説が流布されて、またまた浅はかなる捨アカさん達が “地理的優位性” を盛んに言い始めています。

ということで、過去にその “地理的優位性” の否定を、防衛大臣や総理大臣、その他までが発言していたことを思い出す手助けをしてあげようと思います。
にわか捨アカさん達には思い出すというレベルではなく、知識として存在していないかもしれないので、まぁ参考にしてください。

↓ 記事はコチラをクリック


この記事は、2012年12月に、当時の森本防衛大臣の発言です。
「例えば日本の西半分のどこかに、MAGTF(マグタフ=海兵空陸任務部隊)が完全に機能するような状態であれば、沖縄でなくてもよい。軍事的に言えばそうなる」と述べ、県外移設は可能だと主張しています。現職の防衛大臣が!
「軍事的」には沖縄でなくても良いが、「政治的」には沖縄になる。 ...という意味は、沖縄以外の日本の都道府県がどこも容認しないから。
沖縄に米軍基地を置くのは地理的な要因ではないという意味です。

この類の学びのネタはたくさんありますので、今日はまず(1)としてご紹介しました。
近日中に(2)もやります。

  


Posted by 宮城イチロー at 18:07Comments(0)つぶやき

2022年04月18日

照屋寛徳さんを思う

ハイサイ、御万人(うまんちゅ)ぬ御総様(ぐすーよー)、ちゃー頑丈(がんじゅー)やみしぇーがや?
いつもと違う書き出しですが、これは前衆議院議員の照屋寛徳さんがいろいろな場面で毎回口にしていた挨拶言葉です。

ご存じのとおり、参議院議員1期、衆議院議員6期、長年にわたり沖縄の声を国政に訴え続けてきた照屋寛徳さんが、4月15日(金)の13時42分に急逝されました。

驚き、悲しみ、感謝... あまりにも思うことが多く、文字に綴りたいことがたくさんありましたが、党の県連合幹事長として、後継者の新垣邦男衆議院議員の秘書として、そしてテルヤ寛徳後援会の事務局長として、なさねばならない仕事に奔走し、涙を流す事も許されないこの3日間でした。
今日の本通夜を終え、やっと今私も一人の支持者として寛徳さんが旅立たれたことに思いふける事が許される時間を得ています。



本当に大きな大きな存在でした。弁護士である寛徳さんと裁判官であった私の父との旧交があったご縁で、2017年から後援会の事務局長を務めさせていただき、たくさんご指導をいただきました。

また県議会議員時代、県政課題を中央省庁に訴えたい時には若造のお願いにもかかわらず必ず仲立ちの労を引き受けてくださり、冗談交じりに「イチロー、お前は人使いが荒いな。」とからかう言葉にも多くの愛情を感じました





今、言葉にならない喪失感ですが、今の沖縄の山積する課題を思うと、寛徳さんなら「立ち止まっている暇はないぞ。」と叱咤されるような気がして、気を強く持とうと努めています。

2017年の衆議院選挙では引退の声も聞かれました。実際に脚の状態はボロボロで辛そうでした。
しかし、当時も憲法改悪の足音は強まる一方で、「政治家としても法律家としても今改憲から逃げることは許されない。」と気丈に6期目に挑戦し、そして見事勝利されました。

あれから5年が経とうとしていますが、憲法の危機はさらに強まっています。寛徳さん亡き今、残された私たちがこれまで寛徳さんから学んだことを活かして、必ず阻止しなけれなりません。


今夜の月は何か語りかけてきそうなほど表情がありましたね。
寛徳さんが天から見てくれているような気がします。

合掌
  


Posted by 宮城イチロー at 00:02Comments(0)つぶやき

2022年02月14日

今、自分の位置を見つめて

2019年12月の最後の投稿から2年以上ブログから離れていました。
自分事については前にも後ろにも踏み出せず、2020年6月の場所からまったく動けずにいましたが、理由はさておき気持ちが前に動く気配を感じています。

それにしても、2期目の県議選の選挙中でも何ら発信をしていなかったんだなぁ... と改めて怠慢? ネット軽視? であったと呆れています f(^^;


話は戻って、ここから前に一歩踏み出せるのか?
あと少し手続きが残っていますのでまだ何とも言えませんが、良い方向に進めるといいなと思っています。



少しづつ時間を見つけて、このブログもメンテナンスしていきます。
  


Posted by 宮城イチロー at 00:29Comments(0)つぶやき

2017年02月27日

在沖海兵隊 普天間基地の5年以内の運用停止について

またまた久しぶりの投稿になりました。
長くご無沙汰してしまい申し訳ありませんデス。


只今、沖縄県議会2月定例会が開催中です。
先週末で会派代表質問が終わり、今日は一般質問4日間が始まる朝に机に向かっています。

さて、今回は先週の木曜日(2/23)に、我が会派を代表して質問した崎山嗣幸議員の質問内容の中で、標題の「在沖海兵隊 普天間基地の5年以内の運用停止」について興味深いやり取りがありましたので皆さんにシェアしたいと思います。


↑ クリックで動画閲覧できます



先日、2月15日の沖縄タイムスに、「沖縄県幹部「責任を転嫁」 普天間5年内運用停止、首相答弁を批判」というヘッドラインの記事が投稿されました。
内容は、
・安倍晋三首相が14日の衆院予算委員会で米軍普天間飛行場の5年以内の運用停止の実現に関し「難しい」との認識を示したこと
・翁長雄志知事が誕生すると県が辺野古に反対していることを挙げ、国は5年以内の停止には「県の協力が前提」と態度を変えた。
さらに、首相は翁長氏を名指しした上で「全く協力いただけていない」と運用停止に否定的な見方を示した
...とあります。





私も、当選して初めての議会で、
「政府は辺野古新基地建設が普天間基地の5年以内の運用停止の条件主張している。これについての沖縄県の認識」を質問させていただきました。
知事、および知事公室長から答弁をいただきましたが、政府との集中協議の場でも5年以内の運用停止は辺野古移設が前提との主張はなかった旨確認しています。


今回の崎山議員の質問は、平成26年1月の臨時議会での仲井眞前知事と社民・護憲ネットワークの仲村未央議員との質疑から引用されたものです。
平成25年暮れに、仲井真前知事が普天間基地の県外移設の公約を破って辺野古の埋立て承認をした事で、直後に召集を要求された臨時議会でのやりとりということになります。

このやり取りの中で、仲村議員の質問は、
「知事が確約を受けたという5年以内の普天間の閉鎖、運用停止というのは、辺野古の移設があって初めてその普天間の閉鎖、5年閉鎖は約束されるという理解か? 辺野古移設が前提になって普天間は5年以内に運用停止をするということは、辺野古移設を前提にした約束なのか?」
...というものでした。

これに対し、仲井眞前知事は、
「普天間の1日も早い危険性の除去という点で、辺野古は恐らくかなり長くかかるだろうと私は今でもそう思っているので、そういう意味でこれを前提にしようがしまいが、1日も早い危険性の除去というためにはやっぱり県外を求めていく必要があると考えているわけです。」
...とのこと。

即ち、辺野古移設を前提にするしないに関わらず、普天間の5年以内の運用停止はなされなければならない。その上で安倍総理大臣との約束は「立派な内容」であるとしています。


↑ クリックで議会議事録(スクリーンショット)が閲覧できます




これを考えると、今回の安倍首相の国会答弁は、沖縄県民にとって、無責任? 責任転嫁? 開き直り? だまし討ち? と受け止められても仕方のない発言だと感じます。


さて、2月25日の琉球新報には「宜野湾市長 訪米の意向」との記事もありました。
移設先について「あらゆる可能性を排除しない。」としていた佐喜真宜野湾市長ですが、先日の公聴会で「辺野古移設を否定できない。」と、辺野古移設に向けてグラデーションが濃くなっていく傾向を醸し出しはじめました。

今回の訪米でもっとも強く主張するのは、「普天間の5年以内の運用停止」なのか? それとも「辺野古移設推進」に前のめりになるのか発言に注目するところです。

  


Posted by 宮城イチロー at 08:38Comments(0)つぶやき